第153回天皇賞・春(G1)はキタサンブラックがカレンミロティックとハナ差の接戦を制す。ゴールドアクターは外枠が響き連勝ストップ。

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2016第153回天皇賞・春(G1)の結果分析

白い問題児ゴールドシップが引退し、世代交代の足音が聞こえ始めた今年。

谷間世代からは8番人気で有馬記念を制し、日経賞でも強い競馬を見せたゴールドアクターが一歩リード。

これに追い切りで7馬身突き放す豪快なパフォーマンスを見せたサウンズオブアースにドゥラメンテ、リアルスティール要する次世代代表キタサンブラックがどう挑むか。

これに遅れてきた血統馬シュヴァルグラン、フェイムゲームなど多彩なメンバーが揃った。

レースは行く構えを見せなかったカレンミロティックを一瞥して武豊のキタサンブラックが主導権を握る。

日本人騎手では断トツでラップ感覚に優れた豊マジックが炸裂して変幻自在の緩急ラップ。

長距離とはいえ13秒台まで落とすこともなくラスト4Fすべてを11秒台で走破した。

ただの楽逃げではなく速めるところは速め、落とすところは落として後続を幻惑し、仕掛けどころを誤った組は悉く馬群に沈んだ。

終わってみればキタサンの直後をマークした池添カレンが最も恩恵にあやかり、何もしないをあえてしていた福永シュヴァルグランは消極策ゆえにイン突きで3着まで押し上げることに成功。

これで平成の盾男といわれた武豊の復活勝利でこの人は天皇賞春を7勝目。

G1勝利数も独走の70勝目となった。

★ポイント

何度見ても惚れ惚れとするラップである。

このラップを楽逃げの前残りで片付けてしまっては本質が見えない。

詳細は後のラップ構成で述べるが、スローペース症候群とは違うすばらしい逃げ。

幻惑ラップで勝負どころを間違えさせられた差し馬達は追込み馬の餌食となり、追いかけた先行馬も馬群に沈んだ。

■以前のように阪神大賞典組ではなく大阪杯や日経賞経由が主流ステップに

2016-hrtn

※天皇賞春の1番人気馬はこれで10連敗

2016 キタサンブラック  2番人気←new!

2015 ゴールドシップ   2番人気

2014 フェノーメノ    4番人気

2013 フェノーメノ    2番人気

2012 ビートブラック   14番人気

2011 ヒルノダムール   7番人気

2010 ジャガーメイル   2番人気

2009 マイネルキッツ   12番人気

2008 アドマイヤジュピタ 3番人気

2007 メイショウサムソン 2番人気

2006 ディープインパクト 1番人気

※10年前にディープインパクトで優勝した武豊が10年ぶりに勝利。

1番人気が不振の替わりに2番人気が5勝しているのは興味深い。

来年も2番人気馬には注目。

2016第153回天皇賞・春(G1)の結果分析
1着キタサンブラック武豊3.15.3 35.001-01清水久詞2
2着カレンミロティック池添謙一3.15.3ハナ34.803-03平田修13
3着シュヴァルグラン福永祐一3.15.511/434.510-09友道康夫3
4着タンタアレグリア蛯名正義3.15.61/234.315-14国枝栄10
5着トーホウジャッカル酒井学3.15.6クビ34.909-05谷潔7

※終始インコースに拘って乗った馬のワンツースリー。

池添は武の作り出す絶妙なペースに便乗するだけで楽だったが、最後の最後に差し返されて惜敗。

ただ、池添が逃げていたら結果もまた変わっていた可能性が高い。

3着シュヴァルグランは消極的な騎乗をする祐一だからこその3着好走。

■ラップ構成

200m400m600m800m1000m 
13.025.137.549.71.01.8 
13.012.112.412.212.1 
1200m1400m1600m1800m2000m 
1.13.81.25.41.38.31.50.92.03.5 
12.011.612.912.612.6 
2200m2400m2600m2800m3000m3200m
2.16.22.28.72.40.32.51.73.03.43.15.3
12.712.511.611.411.711.9
4F 46.6 – 3F 35.0

※長距離のレースにもかかわらず最初の1F以外に一度も13秒台のラップを刻んでいないのが秀逸。

1000m過ぎあたりから徐々にラップを上げて後続を離し、そこから1000m緩めた後に再度ラップをあげていくという感動的なペース配分は恐れ入る。

ラスト4Fにしてもすべて11秒台でまとめられては後ろの馬にはなすすべもなしだったのは当然。

■2016第153回天皇賞春(G1)レース映像

■各馬のコメント

1着キタサンブラック

菊花賞時は母父サクラバクシンオーの馬に勝たれてはこれまでの競馬歴はなんだったのかということになると賭けての軽視だったが、見事に裏切られた格好。

もはや旧態依然の競馬感では近代競馬の変貌についていけなくなる。

予想をする側もまさに信長のようなあたらしい発想を持てなくてはならなくなった。

また、枠順発表の段階で既にこの馬の本命を決めた。

先週のマイラーズCを見ると京都の馬場で外枠は公正競馬が出来ない状況。

これを平然とやってのけるJRAの隠蔽体質というか胡散臭さには毎度ながら呆れるばかり。

一時期は外枠ばかり当てられていた武豊に最内枠をプレゼントしたのも何かの裏事情か?

まあそれはいいとして馬もよく期待に応えた。

ただ、これだけ完璧なエスコートがありながら8歳馬カレンミロティックにあわや敗戦のハナ差というのは物足りないよりもいただけない。

これは馬が勝ったのではなくて武が勝っただけのレース内容。

次走は宝塚記念と思われるが、今度は相手が一気に強化されるのが懸念材料。

長距離の天皇賞と違って阪神の2200mならもう少し強気にも乗れそうだが・・・。

2着カレンミロティック

過去10年データ的にも8歳馬は連対どころか複勝圏にも入っていない。

リピーター的には注意しないといけない馬には違いなかったが、今日は状態はともかくとして武豊に連れてきてもらったレース。

キタサンが1番でカレンが3番といつでもマークが可能な枠にも助けられた。

先手を取るかと思われたが池添はキタサンに行かせて好位追走を選択。

ライスシャワーもビックリな徹底マークだったが、最後の最後に差し返されてしまった。

完璧に勝てるパターンだったにもかかわらず4cm差の2着。

確かに8歳馬で池添が勝つより5歳馬の武豊が勝つ方が競馬としては盛り上がる。

この馬は連続好走しないタイプでもあり、宝塚で手のひら返しは危険。

3着シュヴァルグラン

グリーンチャンネルの解説者が福永の騎乗を脚を余したもったいないレースと評したがそうではない。

消極的な福永だからこそ馬券対象に入れたのが真実だろう。

一応マイラーズCでダノンシャークに騎乗していたことも踏まえると本人も内しか勝負にならない馬場であることは理解していた様子。

武マジックに騙されてラップが上がったタイミングで釣られて仕掛けた外の馬が失速する中で、ひたすら内々後方で前が開くことだけに賭けたのはある意味ファインプレイ。

だからこそ大レースで勝負にならない騎手と評価されるのは仕方がない。

勝ちを捨てることで着拾いに徹したなら馬券を買う側からすればそれもありだ。

祐一の悪いところは勝てる馬で2,3着になり、ハンパな人気の馬で地味に3着で穴を開けたりするところ。

ナイスネイチャが騎手になったらこんなタイプ。

4着タンタアレグリア

さすが京都の長距離の蛯名という腕前を見せてくれた。

結果的に少し後ろの位置取りとなったが、それより前の列の馬が直線でバテたことを考えると十分な好走。

最後に内をすくったシュヴァルに差されたのは勝負のあや。

蛯名は勝負したからこそ4着になったわけで祐一ががんばったわけではない。

また、馬自身の力不足も明らかであり、騎手がうまく乗った印象。

一線級と戦うにはさらなる地力強化が必要だ。

5着トーホウジャッカル

レースを見ていて最もアグレッシブに乗っていたのが酒井。

ただ、酒井はただそのまま乗ってしまっただけで工夫が見られなかった結果の5着。

仕掛けのタイミングも武が罠を仕掛けた最悪のタイミング。

本来なら位置取りも仕掛けもいいタイミングなのだが、キタサンの変幻自在の緩急ラップに幻惑されてしまった。

とはいえ馬は復活の兆しが見えた。

宝塚の穴としては面白そう。

8着フェイムゲーム

いくらなんでも直線後方2番手は後ろ過ぎ。

ボウマンはもっと乗れるはずだが残念。

12着ゴールドアクター

外枠がすべてとは言い難い完敗。

終始掛かり気味で外を回しての追走。

大崩のない馬だけに距離に敗因を求めるには難しい。

15着サウンズオブアース

併走馬を突き放した追い切りが本番で燃え尽きたかのよう。

佑介は普通に乗って普通に負けたが下手だから惨敗というには可哀想。

にしてもゴールドアクターともどもこの惨敗は気になる。

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