第21回秋華賞(G1)は伏兵ヴィブロスが台頭。ジュエラー4着、ビッシュは10着と大敗。

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2016第21回秋華賞(G1)の結果分析

春のクラシックではメジャーエンブレム、シンハライト、ジュエラー、チェッキーノ、ビッシュとトップクラスはかなり層が厚く、同じくハイレベルの呼び声が高い牡馬と同様に楽しみなメンバーが綺羅星のごとく揃っていた。

が、いざ秋競馬が始まるとメジャーエンブレム、チェッキーノが故障により離脱、ローズSで盤石かと思われたシンハライトも直前で故障。

それでもまだジュエラーとビッシュは秋華賞本番まで無事に出走できた。

ローズSでは予期せぬ大敗を喫したジュエラーも追い切りでは使われての一変が見られ、ビッシュも前哨戦である紫苑Sを楽に突き抜けた。

いくらひと夏の成長が見込まれても春のチューリップ賞とフラワーCをともに12着とクラシックにさえ辿り着けなかったヴィブロスとの評価には見えない壁が大きく立ちはだかっていた。

人気こそ3番人気でも1番人気ビッシュ250円、2番人気ジュエラー390円に対し離された630円。

レースはローズS同様、岩田のクロコスミアが逃げて1000m通過は59.9と平均。

京都の軽い馬場なら前が残れるペースと見ていいだろう。

次を弘平のネオヴェルザンディと松岡のウインファビュラスがウロチョロして追走、前を意識して乗っていたのは四位のカイザーバルと川田のパールコード。

祐一のヴィブロスは流れに任せて中団内目につけ、ちょうど外のビッシュと内のジュエラーを見られる位置取りに。

直線に入りさあここからというところで外のビッシュに伸びがなく、出せなかったミルコのジュエラーが進路を内に求めた。

ビッシュが早々と脱落する中、ヴィブロスが伸び先に抜け出したパールコードとカイザーバルを追いかける。

そこへ内からジュエラーがまとめて差し切る勢いで差してきたのだが、並んだところでぱったりと止まってしまう。

脚色の同じになった内の馬を見ながらヴィブロスが差したところでゴール。

★ポイント

レース後にそれほど喜んでいなかったように勝った祐一本人も自分が勝たせたという達成感は少なかったのではないか。

ビッグアーサーにしてもヴィブロスにしても元々は他の騎手が乗っていた馬が運良く回ってきたに過ぎないのは自分が一番わかっているからだろう。

ただ、人間としては好きになれないが福永祐一という男はやはり【持っている】のだ。

語弊があるかもしれないが【敵ながら天晴】である(笑)

トップクラスの馬が次々と脱落し、出ていれば楽勝したであろうシンハライトが直前で回避。

結果的にビッシュは初の輸送が堪えたし、ジュエラーはマイラーと判明した。

確かに何か特別好騎乗をした訳でもなければ、大きなへまをした訳でもない。

減点なく乗れた結果、相手が自滅して勝手に負けてくれた、そんなレースだったかもしれない。

■何もしないをする作戦がヴィブロスを勝利に導いた。

2016秋華賞

※余計なことを考えてプレッシャーに押し潰されることもなく、無難に回ってきたら勝てた。

2016第21回秋華賞(G1)の結果
1着 ヴィブロス 福永 祐一 1.58.6   33.4 08-08 友道 康夫 3
2着 パールコード 川田 将雅 1.58.7 1/2 33.8 07-06 中内田充正 4
3着 カイザーバル 四位 洋文 1.58.8 1/2 34.1 05-05 角居 勝彦 8
4着 ジュエラー M.デムーロ 1.58.8 クビ 33.5 11-10 藤岡 健一 2
5着 レッドアヴァンセ 武 豊 1.59.1 11/4 33.7 11-10 音無 秀孝 5

※勝ち時計の1.58.6はスローペースによるもの。とはいえ勝ち馬が上がり最速の脚で差し切ったことから例年の前残りする馬場とは異なることがわかる。

■ラップ構成

200m 400m 600m 800m  1000m
12.4 22.9 35.8 48.0 59.9
12.4 10.5 12.9 12.2 11.9
1200m 1400m 1600m 1800m 2000m
1.12.5 1.24.2 1.35.6 1.46.9 1.58.6
12.6 11.7 11.4 11.3 11.7
4F 46.1 – 3F 34.4

※なんだこのおかしなラップ構成・・・。

いい意味で受け取れば変幻自在な緩急のついたラップ、悪い意味で評すればこんな出鱈目なラップタイムは体内時計の狂った馬鹿にしか作れない→ずっと逃げていたの岩田か、、、(察し)。

特に酷いのが3F目の12.9なんていう超スローからの6F目での12.6の急降下。

そして7F目からは超ロングスパートの離れ業。

もう意味が分からない。

■2016第21回秋華賞(G1)レース映像

■各馬のコメント

1着ヴィブロス

馬主はお馴染みの大魔神・佐々木氏。ヴィルシーナやヴォルシェーブのように馬名に【ヴ】を含めるとよく走るジンクスを信じている。

全姉は誰もが知るヴィルシーナでデビューから2戦はデムーロ兄弟が騎乗し、その後のチューリップ賞とフラワーカップには姉の主戦騎手だった内田が騎乗。

春先も素質の一端は見せていたものの、まだまだ中身が伴わずに春を全休。

7月下旬に復帰して500万を楽勝すると秋華賞トライアル紫苑Sですんなりと権利を手に入れた。

ただの500万の馬だった身から3か月経たない内に世代のトップクラスまで上り詰めたシンデレラストーリー。

当方もこの馬がよくなるのは古馬になってからと考えていたためにここまで早く結果を出したのは想定外。

2着パールコード

トライアルの紫苑Sでは行き場をなくす酷い競馬。

懲りずに起用を続けてくれた陣営に川田は感謝すべきだろう。

この馬のポテンシャルは春から評価されており、これくらいは走って不思議ではない。

むしろ川田がやらかした前走から普通に乗った今回の差のみ。

3着カイザーバル

父エンパイアメーカーからG1級までの期待はしづらいものの、持っている能力は優に世代上位。

タイムリーにも祖母であるダンスパートナーが死亡し、祖母の主戦を務めていた四位が乗ったのも縁。

近年は騎乗馬に恵まれず無気力騎乗が目立っていた四位も久しぶりにやる気を見せた。

4着ジュエラー

直線で進路を内に取り、見事な切れ味を見せた時にはこの馬が勝つと思ったのも束の間、そこから伸びが止まる。

ミルコのコメントでは外が伸びる馬場だったということだが、この止まり方は距離に不安を覚える止まり方。

個人的にはこの馬はマイルからスプリント路線を目指すべきだと考える。

エリ女参戦については懐疑的。

5着レッドアヴァンセ

この馬はマイラーで間違いなし。

兄弟同様に京都と新潟のマイル重賞でどこまで?

10着ビッシュ

勿体ない。京都の戸崎が上手いとか下手とかいう以前の問題。

同じ小柄な馬でもヴィブロスは紫苑Sへの遠征で結果を出し、紫苑Sを楽勝したビッシュは初の長距離輸送で平常心を保てなかった。

ホームの関東で過保護にしていたツケが本番でアダとなった格好。

いっそのことずっと東京と中山で使ってみるのもありか。

16着エンジェルフェイス

逃げ馬で最内枠という逃げ以外の選択肢がない条件。

これで逃げられないのでは浜中は騎手をやめた方がいいレベル。

馬の入れ込みは関係ない。

東京でぶつけたのをまだ怖がっている自分が原因。

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