第11回ヴィクトリアマイル(G1)は7番人気ストレイトガールが7歳牝馬によるJRA(G1)初制覇アンド連覇。

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2016第11回ヴィクトリアマイル(G1)の結果分析

昨年の当レース優勝とスプリンターズ制覇で引退を撤回したストレイトガールが今年はディフェンディングチャンピオンとして出走。

さらに地力強化したショウナンパンドラ、次世代女王ミッキークイーンの参戦で現役最強牝馬の座をめぐっての熱い戦いが繰り広げられた。

レースは武のスマートレイアーが出方を伺ったところで石川のレッドリヴェールが意外なハナ。

例年スローなヴィクトリアマイルにしては珍しく前半3F33.8と流れた。

3,4コーナーからは福永のカフェブリリアントが早仕掛けで先頭に立つ急展開。

直線でスマートレイアーが先頭を狙う頃には既にストレイトガールが抜け出していた。

余力のないスマートレイアーにミッキークイーン、ショウナンパンドラが襲い掛かるも既にストレイトガールはゴールを駆け抜けての圧勝劇となった。

★ポイント

過去10年中8年が前半3F34秒台でスローの後傾ラップが刻まれたレース。

今年は石川が競り掛けた上に福永の無意味な積極性も拍車をかけてのレアな前傾ラップとなった。

となると過去の2回の前傾ラップでブエナビスタとアパパネが優勝したのと同様に底力のある馬が上位入線。

ここまでは普通なのだが、流れの異なる昨年と今年の連覇を成し遂げたストレイトガールの東京芝1600適性は群を抜いていた。

■底力勝負になりやすい前傾ラップをスピードの持続力で押し切ったストレイトガール

2016vm

■7歳牝馬のG1制覇も連覇も初

※思い返せば昨年も前走完敗からの復活劇で人気薄だった。

人気を下げてから裏切るという穴党にはありがたいタイプの馬。

2016第11回ヴィクトリアマイル(G1)の結果
1着 ストレイトガール 戸崎圭太 1.31.5   33.4 11-10 藤原英昭 7
2着 ミッキークイーン 浜中俊 1.31.9 21/2 33.6 13-12 池江泰寿 1
3着 ショウナンパンドラ 池添謙一 1.31.9 ハナ 33.5 14-14 高野友和 2
4着 スマートレイアー 武豊 1.32.1 11/4 34.5 02-03 大久保龍志 3
5着 ルージュバック C.ルメール 1.32.1 ハナ 34.1 08-09 大竹正博 4

※過去2年スローペースに泣いたスマートレイアーは先行に脚質転換したのに今年はハイペース。

ツキがないとはまさにこういうことだろうか。

とはいえ、今年の上位組は強かっただけに同じくらいの着順だった可能性。

■ラップ構成

200m 400m 600m 800m 1000m
12.3 22.7 33.8 45.7 57.2
12.3 10.4 11.1 11.9 11.5
1200m 1400m 1600m    
1.08.6 1.19.9 1.31.5    
11.4 11.3 11.6    
4F 45.8 – 3F 34.3

※前半はレッドリヴェールの石川が飛ばし、次にペースが読めてなかった福永の強引な仕掛け。

ここから11.5-11.4と息が入らない展開となり後ろが有利に。

■2016第11回ヴィクトリアマイル(G1)レース映像

■各馬のコメント

1着ストレイトガール

正直この馬がここまで強いとは思わなかった。

7歳牝馬でG1勝ちでさらにレコードで連覇とは恐れ入る。

そして驚くべきは前傾ラップの底力型に有利な展開になったにもかかわらず、ミッキー・ショウナンの2頭を寄せ付けなかったこと。

この馬の本来の適性はスプリント戦よりマイルだったのかもしれない。

今年これだけまだ走れるのならばスプリンターズSの連覇も十分ありえる内容である。

ただ、東京の1600との相性のよさが大きく、京都のマイルCSまで欲張ると勝ち目はないか。

安田記念にしてもモーリスの存在は圧倒的過ぎる。

2着ミッキークイーン

昨年の秋華賞をあのハイペースで抜け出したのだからスピードの裏づけはあった。

とはいえ浜中含めて取りこぼしの多い馬のため、スローでごちゃつくと厳しい見立てだった。

ところがハイペースにより馬群も捌け、浜中が内を選ぶ好判断。

能力で見劣るショウナンパンドラに先着できたのは大きい。

マイルに対応できたのはよかったが、やはり本来は中距離の馬。

ストレイトガールの圧勝を見せ付けられると適性の差は歴然だった。

3着ショウナンパンドラ

前が潰れる展開も向いた。

器用さがない馬で池添は外を選択。

ミッキーとのハナ差は進路選択の差。

本命が宝塚記念の馬ならこの結果は上等。

4着スマートレイアー

スローで流れるヴィクトリアマイルに逃げ先行への脚質転換は絶好だったが・・・。

石川の逃げはレースを引き締める意味でも悪くはないが、祐一の早め先頭は理解が出来ない。

逃げる期待もあった武が抑えたことからペースがスローではないことを察することが出来た。

さすがのペース判断である。

前に行った馬では唯一残っての4着。

5着ルージュバック

かつての天才少女ももはやあの人は今の状態。

存在感は見せたが、一線級でやれる期待は持てそうにない。

ただ完全に終わった訳でもなく、牝馬限定戦ならまだまだやれる。

6着マジックタイム

当方の読みでは通用の下地はあったのだが・・・。

スマートレイアーをマークするような位置取りで6着ならそれなり。

時計と展開よりもまだ力不足だったということか。

今年の春から急成長を見せた馬だけに秋も楽しみ。

8着クイーンズリング

G1の大舞台で+10キロ。もう少しシャープな造りでも良かった。

馬の能力よりもミルコのG1力に期待していたが、もう少し頑張って欲しかった。

残念ながらG1級ではないのもわかる。

マンハッタンカフェの産駒は総じて底力不足の馬が多い印象。

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