先週のきさらぎ賞(G3)は、川田騎乗の8枠8番アルジャンナが単勝1.5倍の圧倒的支持を裏切り、3着敗退。
さすがに少し気になってきたタイミングで、共同通信杯には満を持して武豊マイラプソディが登場。
当たり年と言われるハーツクライの産駒で鞍上には武豊。
否が応でも1番人気連敗のストップを期待したくなるのは誰しもが同じではないか。
シンザン記念(G3)で川田のルーツドール(1.6)が7着
フェアリーS(G3)でルメールのアヌラーダプラ(2.0)が6着
京成杯(G3)でルメールのスカイグルーヴ(2.1)が2着
きさらぎ賞(G3)で川田のアルジャンナ(1.5)が3着
ルメールと川田しかいねえじゃねえか(憤怒
発表された枠順は奇しくもアルジャンナと同じ8枠8番(白目
前回のエントリでは過去の傾向とデータを振り返ったが、それはあくまで過去のもの。
今回は一応ウリにしている比較検証で能力的な裏付けが取れるかを確認してみたい。
【共同通信杯2020】武豊マイラプソディ強過ぎて勝てない!?歴史が紐解く危険な人気馬の条件とは
対象としたのは昨年10月、11月の京都開催の芝2000m戦
まず、勝ち時計であるが特別抜けて速かったわけではないことが分かる。
2歳戦は京都2歳S、黄菊賞、紫菊賞の3R、全8レースのうち、2分を切ったのは2つ。
勝ち馬の上がり3Fが34秒台だったのは5つ。
日付 レース名 馬名 性齢 人気 区 状 時計 上り
191123 京都2歳G3 マイラプソディ 牡2 1人気 C 良 2015 35.9
191117 嵯峨野・2勝 バイオスパーク 牡4 2人気 C 良 2019 34.4
191116 アンド(L) マイネルサーパス 牡3 4人気 C 良 1594 34.8
191110 黄菊賞・1勝 シンプルゲーム 牡2 6人気 B 良 2021 34.7
191020 北野特・2勝 アールスター 牡4 3人気 A 良 2014 34.6
191014 大原S・3勝 アルメリアブルーム 牝5 6人気 A 稍 2014 34.5
191013 秋華賞G1 クロノジェネシス 牝3 4人気 A 稍 1599 36.1
191013 紫菊賞・1勝 ロールオブサンダー 牡2 6人気 A 稍 2034 35.1
京都2歳Sのマイラプソディの35.9は良馬場で行われた5Rでは最低ランクとなっている。
ここでまだそれでも勝ち時計が速いのであれば、ペースが流れたことを弁護可能なのだが、それより速い決着となったレースにも見劣りしているのは気になるところ。
次に開催時期の近いCコース区分を中心に見てみたい。
Cコースで行われたのはアンドロメダS(OP)、嵯峨野S(1000万)の2つ。
暮れの朝日杯FSのサリオス、阪神JFのレシステンシア、ホープフルSのコントレイルが古馬重賞を凌ぐ時計とラップ構成で勝利していたことを考慮すると、この程度の古馬のレースは軽く超えていることがG1級の裏付けとなる。
具体的に各レースのラップを検証してみる。
■アンドロメダS(OP) 1.59.4
12.3-11.6-12.4-11.9-11.9-12.4-11.4-11.5-11.7-12.3
36.3-60.1
59.3-35.5
前々で競馬した組は崩れて差し追込み馬の決着。
先行して粘ったのは4着ロードヴァンドール。
前後半5Fは後傾0.8。
L1で11.7から12.3まで下がったように前が止まる展開。
■嵯峨野特別(1000万) 2.01.9
12.8-11.7-12.5-12.6-12.7-12.6-12.1-11.8-11.4-11.7
37.0-62.3
59.6-34.9
ここまでクソアンドクソスローのラップで沈没したケージーキンカメ、リリーモントルーは深刻。サバイバルラップで誤魔化しの利かない馬は脱落。
前後半5Fは後傾2.7。
前半5F62.3と超スロー。
12秒台後半が連続する人災級。
後半5FはL1の11.7まで加速ラップが連続
する後ろの馬に出番があるはずもない展開。
■京都2歳S(G3) 2.01.5
12.5-11.4-12.1-12.2-12.2-12.6-12.1-12.0-11.8-12.6
36.0-60.4
61.1-36.4
ほぼ一貫した流れとなったが、L1でツケが出た結果。
11.8-12.6と0.8秒も急落。
前後半5Fは前傾0.7。
勝ち方に鮮やかさを感じられなかった原因はおそらくこれ。
後方からラップが緩んだタイミングで進出した武豊の好判断。
当欄の見解
走破時計だけならアンドロメダS最下位ヒーズインラブの2.01.2より遅い。単純比較で語れるものではないが、G1級の器なら京都2歳Sの走りは足りていない印象。
直線でもムチが2回、3回と入っており武豊自身も楽勝とは感じていないのではないか。
あれがまだ楽に突き抜けてゴール前で押さえる余裕でもあれば大したものだったのだが・・・。
先に仕掛けたミヤマザクラがすでにバテているため、強そうに見えるがそうでもない。離された3着とはいえ、ロールオブサンダーは次走京成杯では直線まで先頭を維持できず7着に敗れている。
今年の共同通信杯のメンバーは重賞級の出走がなく、他が弱過ぎてマイラプソディが勝つというのは十分に考えられることでもある
だが、このレースを勝ったとしてもマイラプソディがG1級である裏付けにはならない可能性が高い。
※こういう記事はGJでは好まれないので当サイトで発信することに意味がある。
編集部ではみんなマイラプソディ一色で、危ないかもしれないよと主張したのは小生のみ(笑)
この馬を疑うならクイーンCのミヤマザクラも同様に疑問。
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