「最強助っ人」はキング姐さんだけじゃない…ファンが見つける前に狙え【WIN5結果分析】
マークしていた仕事人が存在感
中京06R桶狭間S(3勝)ダ1400
近走で精彩を欠いていたマイネルカーライルがハナを奪い、前半3F34秒3で飛ばす展開。レースの後半3Fが37秒9と前掛かりの競馬となり、積極策を採った馬たちは相当厳しい状況だったはず。
そういう意味ではゴール前で交わされたストレングスは直線2番手から押し切りを狙ったように負けてなお強しではある。
ただ、1着を狙うなら結果的に強気過ぎたかもしれない。
惜しくもハナ差2着に敗れたエストレヤデベレンも好内容。これらを外から差し切ったのが小崎綾也の4番人気アッチャゴーラだ。
道中は後方からの競馬で外を回るシーンもあったが、直線の勝負どころでは馬場の真ん中寄りでロスを軽減。鞍上のクレバーなコース取りも最後の最後に背中を押した。前走は名手D.レーンを乗せて4着から手戻りの綾也。プラス材料には思えなかったものの、展開の後押しがあったとはいえ、見事な手綱捌きで勝利に導いた。
勿体なかったのは4着ペプチドタイガーのヤス。控える競馬から最短距離を通れるインベタを狙ったが、肝心なところで前のストレングスが内へヨレたため、進路を切り替えるロスがあった。
とはいえ、最高に巧く乗っての結果であり、走った距離が本馬より長い他馬を交わせなかったのは詰めの甘さを感じる敗戦。確かに2着が7回もある善戦マン。優等生の競馬よりは思い切った乗り方が向いているかもしれない。
1番人気で3着ストレングスは馬の力に問題なし。勝ちを焦った松山弘平の早仕掛けも響いた印象。メインレースのゼットリアンでも2着に敗れたあたり、今夏のWIN5で全敗未勝利の不調も頷ける。
個人的にはプルートマスターで色気を持っていたため、割と刺激的なレースでもあった。それにしてもアッチャゴーラはレーン→綾也で4番人気だったのだからファンはさすがだ。
当方は綾也の分だけ足りないと考えていたけれど、バカにするなと言わんばかりの好騎乗で返り討ちに遭ってしまった。終わっていれば今夏のトレンドである「ダートは4,5番人気を買え」に合致というオチ。こういうときは考えない買い方もありだなと痛感させられる結果だ。
コメント
1着アッチャゴーラ 小崎綾也
「これまで何度も騎乗させていただいたおかげです。厩舎もいつも良い状態で持ってきてくれます。中京でも結果が出たので良かった」2着エストレヤデベレン 亀田温心
「スムーズに競馬ができたが、勝ち馬の決め手が上でした。勝ち切りたかった」3着ストレングス 松山弘平
「先行争いが厳しく今日は展開的に向かなかった」4着ペプチドタイガー 岩田康誠
「3、4コーナーで思うように動けず、直線も進路を探しながらのレースになりました」
新潟06R月岡温泉特別(2勝)芝2000
うんこJRAの嫌がらせもなく、WIN5史上初となる「5頭立て」が実現。かといって抜けた馬がいればフルゲートでも絞れるレースがある一方、どんぐりの背え比べの2勝クラスでは叶わない。
直前オッズで戸崎圭太ナイトスラッガーが1.8倍になるシーンもあったが、最終オッズはサダムオブシスと同じ2.0倍まで割れた。まあオッズは並んでも票数はサダムオブシスの17万6670票に対し、ナイトスラッガーは18万264票だった訳だから、1番人気はナイトスラッガーということ。
こんなのは誰でもわかる通り、怪しいのは戸崎圭太の一択。なにしろナイトスラッガーは回ってくるだけで勝てるような馬でもなく、ただでさえ2着6回と勝ち切れないタイプ。前走にしても川田将雅か懸命に一発を狙う騎乗を試みたが、それでも勝てなかった。川田より劣る圭太ちゃんが勝たせるイメージまでは難しい。
それでも勝たれたら胸糞悪いから押さえざるを得ないのも圭太ちゃんの嫌なところ。罵詈雑言ばかりだけど別にマズい乗り方で負けてもいない。酷いときはあからさまに戸崎のせいで負けるからね。
こればっかりは圭太ちゃんの責任じゃないと思う(笑)。
意外だったのは、仕上がってさえいれば負けないと考えたフナデが交わされたこと。サダムオブシスって新潟で好走しているものの、そこまで強い馬でもない。フナデで逃げた津村の判断も悪くなかったはずだ。
コメント
1着サダムオプシス 藤懸貴志
「番手につけて、うまく競馬ができた。とにかく自分が勝てるペースにしようと思った。新潟は合っている」2着フナデ 津村明秀
「惜しかったです。もう少しでしたね。ペースをもう少し流しても良かったかもしれません」3着ナイトスラッガー 戸崎圭太
「速い脚を使うイメージでしたが、体が緩い分、脚を使えませんでしたね」
中京07R名鉄杯(L)ダ1800
前走で福島のジュライS(OP)を5馬身差で楽勝したシゲルショウグンが1番人気。勝ちっぷりからもう少し人気が被ると思いきや、単勝オッズは3.0倍止まり。割と競馬民も冷静だったようだ。
この馬は好きな馬だけに好走パターンと凡走パターンをよく調べている。勝ち切れないパターンがあるなら好走歴のない中京コースと他馬の競りかけと見ていたが、案の定嫌な予感が的中した。
エスパー田辺からヤスへ乗り替わりは大きな問題でもない。前半1000m通過も62秒3なら、この馬にとっても許容範囲。それでも積極策を採りたがる馬が多そうなメンツというのが引っ掛かった。
まず謎の競りかけを敢行したのが3番人気サトノフェニックスに騎乗していた和田竜二だ。直接対決だった前走の糧を生かすべく、出していったのかもしれないが馬が掛かったまま折り合いで苦労。ここでハンパに押さえる競馬をするくらいなら行き切ってしまう方が見ている側もスッキリした。
前走の5馬身差よりは詰め寄ったが、正直何がしたいのか分からない乗り方にも映った。
ゼットリアンは不器用な競馬しかできないタイプで、軽快に飛ばしてくれるシゲルショウグンとはあいしょうのいい馬。スローペースで脚を余す展開を避けられたまでは良かったが、それでも勝てなかったのは今夏WIN5で未勝利の松山弘平に敗因を求めるしかない。
勿論、結果的に敗れはしたが、弘平の乗り方はスマートだったと思う。それでも勝てなかった理由は勝ち馬のマリオロードに騎乗したA.バデルの存在だろう。
7月26日(土曜)から8月25日(月曜)までの予定で来日している同騎手だが、馬質に恵まれない状況でハナ差かちを連発。これはタダモノじゃないぞとTwitterでも注意喚起していた人物である。
言い出しっぺの自分だから当然マリオロードに騎乗することはチェック済。だが、肝心のパートナー・マリオロードは長らく勝利から遠ざかっており、最後に勝利したのも約2年5か月前だった。
久々の勝利の美酒は10番人気で穴を出した鈴鹿S(3勝)以来。管理する安達昭夫厩舎にしてもWIN5の勝利は1年以上なかっただけに、これを狙うのはよほど点数に余裕がないと難しい。
にもかかわらず「勝ってしまった」、いや正確には「バデルが勝たせてしまった」というべきだろう。
ブレイク前に注目したキング姐さんの活躍は既に競馬民にバレてしまった。だからこそまだバデルは見つかってしまう前に何とかしたいところ。ここまでのインパクトは十分だった訳で、彼の巧さに気付いていないファンが多い今の内が狙い目である。
まだ開催の残る夏競馬。「キングだから」だけでなく「バデルだから」も買い条件にマストとなりそうだ。
コメント
1着マリオロード バデル
「序盤、馬自身のペースがゆっくりでしたが、途中からリズムに乗ることが出来た。(レースの)ペースがゆっくりで、位置を取りにいくのにちょうど良かった。直線追い出してからは気持ちを切らさずに、最後までしっかりと走ってくれた」※ラップ的にゆっくりじゃなかったはずだが
2着ゼットリアン 松山弘平
「展開も向いてくれた。勝った馬はしぶとかった」※平場でいくら勝てても意味はない
3着シゲルショウグン 岩田康誠
「早めに来られてしまいました。自分のペースで行っているつもりでしたが、一杯一杯になってしまいました」※ヤスは今年のWIN5でマイラーズCしか勝っていない
4着フタイテンロック 小崎綾也
「昇級してからハイペースで先行させてタフな競馬をしてきて、馬もレースで鍛えられてきた感じ。位置は下がりましたが、最後までしぶとく頑張っていました」5着サトノフェニックス 和田竜二
「ブリンカーをつけて行きっぷりが良かったが、匙加減が難しい。本当は逃げ馬と一緒に上がっていきたかった。コーナーで他の馬に来られて、思うように動けませんでした」※行きっぷりがよかった割に引っ張って変な乗り方してるように見えたのはこれか
2025年8月3日の結果
アッチャゴーラは自己責任レベルの取りこぼしとはいえ、マリオロードを予想で的中したファンは自慢していいだろう。ここで4万6690票から594票に激減する大虐殺も発生。この時点で3桁超えも確定した。
おじさんの買い目
荒れると期待した最初で2,3着の即死。札幌メインはフェアエールングがアルジーヌに勝てないところまでシミュレーションして3連複2頭軸で代用。キングだけ仕方なく押さえて2点にした。
中京メインにしても不器用なゼットリアンなら、好位で追走できるルクスフロンティアに切り替えたけど失敗したなあ。
攻めるか絞るか判断の難しかった週だけど、妥協した点数でこれならまあ。
いずれにしてもマリオロードを買う選択は無理だった。






