第65回安田記念(G1)枠順確定後の展望
枠に左右されやすい現在の東京コースだけに結果に大きく影響しそうだ。
例によって各枠の有力馬の展望を考察してみたい。
持ち時計上位の馬が内に入るのは歓迎。
また、今年の安田記念ではディープインパクトVSダイワメジャーの構図。
距離に関係なく顔を出してくるディープインパクトのオールマイティぶりには苦虫、いや驚きを隠せない。
枠 | 馬 | 馬名 | 騎手 | 東京芝 | 芝1600 | 持ち時計 | 父馬 |
1 | 1 | サンライズメジャー | 池添 | 0.0.1.1 | 5.1.4.2 | 1.32.6(京都/良/15.04) | ダイワメジャー |
2 | ダノンシャーク | 岩田 | 1.1.1.5 | 4.6.4.5 | 1.31.5(京都/良/14.11) | ディープインパクト | |
2 | 3 | ダイワマッジョーレ | デム | 2.1.0.3 | 1.3.1.4 | 1.32.2(東京/良/13.06) | ダイワメジャー |
4 | メイショウマンボ | 武幸 | 1.1.0.1 | 1.1.0.3 | 1.32.4(東京/良/14.05) | スズカマンボ | |
3 | 5 | ミッキーアイル | 浜中 | 1.0.0.1 | 5.1.0.2 | 1.32.3(京都/良/13.11) | ディープインパクト |
6 | モーリス | 川田 | 0.0.0.1 | 2.0.0.1 | 1.32.2(中山/良/15.04) | スクリーンヒーロー | |
4 | 7 | サクラゴスペル | 横山 | 5.0.0.8 | 1.0.0.5 | 1.31.9(東京/良/13.06) | サクラプレジデント |
8 | レッドアリオン | 川須 | 0.0.1.3 | 5.3.3.9 | 1.32.0(京都/良/14.04) | アグネスタキオン | |
5 | 9 | リアルインパクト | 内田 | 2.3.1.5 | 1.2.1.10 | 1.31.9(東京/良/12.06) | ディープインパクト |
10 | フィエロ | 戸崎 | 0.0.1.1 | 4.2.1.2 | 1.31.5(京都/良/14.11) | ディープインパクト | |
6 | 11 | ブレイズアトレイル | ルメ | 0.0.0.4 | 3.2.0.12 | 1.32.8(京都/良/14.01) | ダイワメジャー |
12 | クラレント | 田辺 | 3.1.3.4 | 5.0.2.10 | 1.32.3(東京/良/12.11) | ダンスインザダーク | |
7 | 13 | ヴァンセンヌ | 福永 | 2.1.0.0 | 3.0.0.3 | 1.35.3(京都/良/13.02) | ディープインパクト |
14 | サトノギャラント | 柴山 | 5.1.0.3 | 5.2.2.5 | 1.32.7(新潟/稍重/14.08) | シンボリクリスエス | |
8 | 15 | ケイアイエレガント | 吉豊 | 1.1.0.4 | 4.1.0.6 | 1.31.9(東京/良/15.05) | キングカメハメハ |
16 | カレンブラックヒル | 武豊 | 2.0.0.4 | 5.0.0.4 | 1.32.4(東京/良/13.06) | ダイワメジャー | |
17 | エキストラエンド | 蛯名 | 3.1.0.6 | 1.2.1.8 | 1.31.9(京都/良/14.04) | ディープインパクト |
1枠1番サンライズメジャー
ポートアイランドSではオリービンに遅れを取るなど一線級に比べると対戦相手に物足りなさは感じるが、昨秋スワンSでは祐一がへぐったとはいえフィエロに先着。
そして今年のマイラーズCでは今度は戸崎がへぐったフィエロに先着。つまりは実力上位馬が隙を見せさえすれば先着するだけの地力強化は見て取れる。
G1でこそ真価を発揮する池添が最内を引いたとあらばイン突きはほぼ確定。スローでもハイでも安定して走れそう。
1枠2番ダノンシャーク
昨秋マイルCSでは初のG1制覇。内伸び京都の偏重馬場も味方したが、鞍上が岩田だったことが第一の勝因。この馬もサンライズメジャー同様に2番を引いて岩田なら外を回すことはありえない。
安田記念はコンスタントに好走しており今年も絶好枠を手に入れた。
2枠3番ダイワマッジョーレ
心強いのはG1に強いミルコの手腕。一時のスランプを乗り越え阪神C、阪急杯と連続好走。
阪急杯では完全に勝ちパターンだったミッキーアイルを差し切った。
高松宮記念、京王杯SCと連敗を喫するもともに出遅れが敗因であって再度のスランプに陥った訳ではないので注意。
特に京王杯では止まっておらず脚は余していた。
3枠5番ミッキーアイル
強いか弱いかと言われるとそれほど強くはないがこの馬の先行力は脅威。
今の馬場でこそ昨年とは違い行けるだけ行ってのスピード勝負が面白そうだが陣営の作戦は下げるとのこと。
となるとあくまで連下候補までで突き抜けるイメージまでは湧かない。
が、東京競馬の浜中は関西で乗っているときよりも好走率が高いことは無視出来ない。
NHKマイルを勝ったのもこの馬でもありミッキークイーンでオークスも勝った。
3枠6番モーリス
最大の惑星がダービー卿でこれまでと見違える楽勝をしたモーリス。
ただ、過去にダービー卿経由で安田記念を優勝した馬はいない。
毎回の出遅れに真ん中より内の6番はとても買いの材料には思えず・・・。
また、戸崎から川田への乗り替りが致命的なマイナスで中山で強い勝ち方をしたように外をまくっての好走も直線真っ向勝負の東京替わりは歓迎出来ない。
馬群を捌ける器用なタイプでもなく唯一の戦法もデュランダルやハープスターのように大外一気の選択肢のみ。
出遅れてほぼ最後方から大外では走る前から負けているようなもの。
4枠7番サクラゴスペル
何を思ったのか近走はいつもの無気力後方ポツンではなく前方ポツンのノリちゃんである。
レースを引き締めてくれるのは有難いが当該馬の馬券を買っていると素直に喜べない。
京王杯は明らかに展開に恵まれたが2013にロードカナロアが1.31.5で買ったときの5着場が1.31.9の同馬。
乗り方次第で掲示板以上も見えてくる。
4枠7番レッドアリオン
兄のクラレントと兄弟で出走したのはおめでたいが、この血統もレーヴドスカーの仔達のようにクズ馬は出さない代わりにG1級も出さない。
マイラーズCは明らかにボンクラ騎手の糞スローが生んだ弊害。
5枠9番リアルインパクト
史上初の3歳で安田を制した馬が、長いスランプから復活を遂げた。
当初ディープ産駒イコール早熟マイラーのイメージが根強かったのはこの馬が原因。
ところがまさかの4年後に7歳で海外G1制覇を成し遂げるとは誰に想像出来ようか。
オーストラリアのG1とはいえ59キロで勝って来たのは素直に評価出来る。
阪神Cを2013,2014と連覇しているのも1400寄りの適性が求められそうな今回は強み。
おそらく内田の戦法は逃げ。
5枠10番フィエロ
優勝の最短距離にいると思われるのがフィエロ。昨秋のマイルCSは祐一だから差されただけであって他の騎手なら勝っていた可能性が高い。
あのときのWIN5は荒れたが最後の最後でフィエロの1票を買っていた人物は祐一を差しても許されると思う。
未だ重賞勝ちがないのは不思議だがこれほど毎回毎回騎手に脚を引っ張られる馬も珍しい。
時計勝負はマイラーズCで1.31.6(ワールドエース1.31.4)、マイルCSで1.31.5があり、望むところ。
勿論戸崎への乗り替りはプラス要素でストレイトガールの再現をすればいいだけ。
7枠14番ヴァンセンヌ
京王杯で2着に敗れるまで4連勝を飾ったが、福島1800⇒東京1600稍重⇒阪神1600稍重⇒東京稍重⇒東京超スローと時計面の裏付けが悲しいくらいにない。
母がスプリンターのフラワーパークであるにもかかわらずこれは違和感が甚だしい。
え?ワールドエースを壊したときもダービー4着から安田をストロングリターンで勝ったって?ストロングリターンはしっかりと裏付けがあっただけに別。
8枠ケイアイエレガント、カレンブラックヒル
外枠だけに多少スタートが悪くとも出して行けばハナには立てそうだが・・・。
ただ、豊ちゃんはおそらく逃げない人、吉田豊も自分からレースを作れない騎手どころかVMの好走で余計に色気を持ってしまうだろうから尚更。
※独占情報※安田記念『アノ馬』だけは抑えるべし!
『人気には絶対にまどわされるな!』
人気馬がことごとく飛ぶ安田記念(G1)
それもそのはず。
マイルという適正が少ない1600Mの距離で、
更には、芝の状態も悪い中で行われるのですから。
まさに、荒れる代名詞とも言える名物重賞です。
大荒れ必至と言われている中、
『アノ馬』だけは抑えておけと言われる馬が!
その理由は●●●●●●●にあり!
来たる安田記念に、
人気無視でブッコンデ来る馬とは!?