第41回エリザベス女王杯(G1)はミルコのクイーンズリングが昨年8着からのリベンジV。マリアライトは不利が響いた6着で連覇ならず。

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2016第41回エリザベス女王杯(G1)の結果分析

昨年は6番人気で優勝したマリアライトが、今年は宝塚記念をも制する下剋上。

1年経って本命馬として連覇に挑戦した。

データ上もアクシデントでもなければほぼ3着以内は約束されている好走条件。

唯一の懸念材料があるとすれば蛯名があまり得意ではない内枠。

レースは好発を決めた幸プリメラアスールがスローで先手。

これに池添メイショウマンボが続き、外枠でj距離のロスを嫌った川田のパールコードが早め3番手。

浜中ミッキークイーンはインに張り付き距離のロスを避けた。

クイーンズリングのミルコは出遅れ気味のスタートもすぐにリカバーして中団を確保。

注目のマリアライトは好スタートとを決め、内目の7番手と絶好位。

この日の京都は時計の出る馬場で前残りも多く、外を回すと届かない可能性が高かった。

スローの上り勝負となっても前々で競馬することでアドバンテージを視野に入れた蛯名の位置取りは悪くない。

ところがである。

1コーナーを過ぎてカメラが切り替わると同時に場内の音声にざわめきが入る。

カメラが切り替わるとそれまでインの絶好位にいたはずのマリアライトが外目の後方までワープ。

いったい何があったのか。。。

結局、パールコードと並走してインの3番手からクリストフのシングウィズジョイが抜け出し、大波乱と思いきや同じく内からするすると抜けてきたミルコのクイーンズリングがゴール直前で差し切り。

不利のあったマリアライトは6着と敗れてしまった。

京都が苦手だったミルコはこれまで京都のG1未勝利だったことをかなり気にしていたようでかなりの喜びよう。

終わってみれば外国人JRA騎手のワンツー決着となった。

調べてみるとこれまでWIN5でG1の場合、このエリ女とチャンピオンズCとフェブラリーSですべてデムルメとミルコが先着。

G1での勝負強さの差が出ている印象。

★ポイント

騎手の腕の差、意識の差が顕著に出たレース。

本来はホームであるはずのJRA騎手よりも外国人のミルコやクリストフ、ライアンの方が日本の競馬をよくわかっているのが情けない。

折り合い病と積極性のなさでスローの蔓延する日本の競馬も悪いが、さらにそれを逆手に取られるのはもっと悪い。

逃げ先行馬でできることに徹したクリストフの読みも素晴らしければ、結果的に出遅れたことさえ、祐一の不利を蛯名が替わりに受けてくれたミルコのツキ。

これから先、ますます差が開いていくのではないか。

■出遅れても焦らずにリカバーしてのイン突きはさすが

2016erz

※平場だと慌てて外をまくって直線で失速する失態が多かったミルコ。

さすがにG1になるとそういうのをやらない(笑)

2016第41回エリザベス女王杯(G1)の結果
1着 クイーンズリング M.デムーロ 2.12.9   33.2 09-07 吉村 圭司 3
2着 シングウィズジョイ C.ルメール 2.12.9 クビ 33.7 03-03 友道 康夫 12
3着 ミッキークイーン 浜中 俊 2.13.1 11/4 33.6 06-05 池江 泰寿 2
4着 パールコード 川田 将雅 2.13.2 3/4 34.0 03-03 中内田充正 5
5着 プリメラアスール 幸  英明 2.13.4 11/4 34.6 01-01 鈴木 孝志 14

※5着プリメラアスールはまだ1600万下の馬でしかない。

掲示板に3番手までの馬が3頭も入っているようにかなりのスローで前残りだった。

■ラップ構成

200m 400m 600m 800m  1000m  
12.5 23.7 36.5 49.2 1.01.8  
12.5 11.2 12.8 12.7 12.6  
1200m 1400m 1600m 1800m 2000m 2200m
1.14.4 1.26.9 1.38.8 1.50.3 2.01.5 2.12.9
12.6 12.5 11.9 11.5 11.2 11.4
4F 46.0 – 3F 34.1

※見れば見るほど酷いラップ構成。

特に酷いのが3F-6Fの間の12秒台後半の連続。

レースの格こそG1だが、レベルは自己条件級だったと言っても過言ではない。

■2016第41回エリザベス女王杯レース映像

■パトロールビデオ

※馬を御せないのならせめて他馬に迷惑を掛けない乗り方が出来なかったのか。

はたまた制裁王のプライドだったのか。

シュヴァルグランの好騎乗が台無し。

■各馬のコメント

1着クイーンズリング

3歳の昨年も秋華賞でミッキークイーンとクビ差の2着。エリザベス女王杯では8着と崩れたものの、乗っていたのはシュタルケであってミルコではない。

デビュー当初から素質は期待されていた馬でもあり、距離さえ問題がなければここでの勝利は驚くほどではない。

ただ、モーリとライアンのコンビのようにクイーンズリングにもミルコが条件となりそう。

2400mのオークスでは惨敗したが、2200m克服は今後の選択肢が広がる。

来年のヴィクトリアマイルが目標となりそうだ。

2着シングウィズジョイ

ターコイズSやフローラSを勝ったように短い距離よりは中距離に適性。

基本的にスローの前残りが好走条件の馬。

それでも切れる脚のない馬が33.7で上がったことは評価したい。

ここで2着したからとはいえ、G1でまた狙える馬ではない。

3着ミッキークイーン

ねん挫で一頓挫あったとはいうが仕上がりは上々。

敗れたのは馬自身の能力の問題と言うべきか。

この馬も33.6で上がっており、力は出しているがいかんせん流れがスロー過ぎた。

次はどこに使うのか。

4着パールコード

3歳の二線級としては4着なら十分。

この馬の好走も超スローを積極的に乗った川田の好判断。

プリメラアスール同様に勘違いしてはいけない。

過大評価されるようなら次は危ない。

5着プリメラアスール

超スローに持ち込んだ幸の作戦勝ち。

まだ1600万の身ながら5着と粘った。

だが展開のおかげであって自力ではない。

6着マリアライト

蛯名曰く「1コーナー、死ぬかと思った。マジかよと思った」。

好スタートを決めてインから抜け出すイメージはよかったが、痛恨の不利。

とはいえひとこと言いたくなるのが蛯名。

ディーマジェスティのダービーや菊でもそうだが、内枠に入った時に何かしらミスをしている気がする。

この人の馬群の捌き方が悪いのか、不利を予見できないからこそ被害にあってしまうのか。

調べてみると重賞レースの蛯名は内枠では好成績を残せていなかった。

真ん中から外枠が蛯名の買い条件ということになる(察し)

6着シュンドルボン

デキは申し分ない。

吉田豊の位置取りが後ろ過ぎた。

8着タッチングスピーチ

ライアンにしてはレースを読めずに後ろからいったのが敗因。

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