第77回オークス(G1)はシンハライトが桜のリベンジVで1強を証明、秋はジュエラー、メジャーエンブレムと再対決。

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2016第77回優駿牝馬オークス(G1)の結果分析

相変わらず速い時計が出るにもかかわらず、外差しも決まっている東京。

いつも極端な馬場を造る造園課にしては比較的フラットな馬場だった。

レースは古川のダンツペンダントが飛ばしてエンジェルフェイスが番手、次にゲッカコウと続く。

古川が飛ばした結果、1000m通過は59.8と想定以上に流れる展開。

徐々にペースは落ちて隊列が落ち着いたが、3.4コーナーから出入りの激しい競馬に。

直線では12.7からラスト3F11.4-11.5-11.6と急流となり、最後は力と力のぶつかりあいとなった。

前にいた組がバテて横並びの壁になったときに外を回したチェッキーノは、距離のロスはあれどスムーズに追い出しに成功。

このまま押し切るかに見えたところで強引に馬群をこじあけたシンハライトが次元の違う脚色で前を捉えた。

ペースが流れた割に馬群がバラけずに密集していた影響もあったが、池添はトールポピーの件もあって印象が悪い。

★ポイント

力が抜けているシンハライトがどんな勝ち方をするのかに注目されたレースだが、意外なことに単勝200円もついた。

3強の中では血統的な距離適性は最も信頼性が高く、不利さえなければ勝てる相手関係。

ゴール前だけ見れば辛勝にも見えるが、展開と位置取りは勝てる中身ではなく、これは馬の力が抜けていないと出来ない芸当。

何度やってもチェッキーノが勝つことはないだろう。

2005のシーザリオが福永がどうしようもなく下手に乗ったにもかかわらず【勝ってしまった】のを思い出させる内容。

騎手がやらかしても馬さえ強ければそれでも勝てる証明でもある。

■絶望的な位置取りと不利を押しのけての勝利は内容が濃い

2016oaks

■母シンハリーズの仔は念願の初G1制覇

クラシックで大きく期待されたアダムスピーク、他にもリラヴァティやアダムスブリッジなど素質馬が多数。

ようやくシンハライトが結果を出した。

■池添は春G1念願の初勝利

桜花賞2着、天皇賞2着、NHKマイル2着、ヴィクトリアマイル3着と健闘していたが勝てなかった。

しかし、好騎乗で勝てなかったのが、最も下手に乗ったレースで勝ってしまうというのも皮肉なもの。

2016第77回優駿牝馬オークス(G1)の結果
1着 シンハライト 池添謙一 2.25.0   33.5 13-14 石坂正 1
2着 チェッキーノ 戸崎圭太 2.25.0 クビ 33.5 13-14 藤沢和雄 2
3着 ビッシュ M.デムーロ 2.25.1 1/2 34.1 08-05 鹿戸雄一 5
4着 ジェラシー 横山典弘 2.25.3 11/2 33.6 17-17 菊沢隆徳 10
5着 ペプチドサプル 四位洋文 2.25.3 ハナ 34.1 09-09 木原一良 8

※ペースは流れていたのに馬群が密集するというレアケース。

後方の馬は外の進路探しを余儀なくされた。

■ラップ構成

200m 400m 600m 800m 1000m
12.3 23.0 35.1 47.4 59.8
12.3 10.7 12.1 12.3 12.4
1200m 1400m 1600m 1800m 2000m
1.12.3 1.25.2 1.37.8 1.50.5 2.01.9
12.5 12.9 12.6 12.7 11.4
2200m 2400m      
2.13.4 2.25.0      
11.5 11.6      
4F 47.2 – 3F 34.5

※前半1000mが12秒台前半が続き59.8と速め。

次の1000mでは一気に緩んだところで直線から一転してのハイラップが続く。

■2016第77回優駿牝馬オークス(G1)レース映像

■各馬のコメント

1着シンハライト

3強といわれたメジャーエンブレムはNHKに逃亡し、ジュエラーは故障で回避。

トラブルやミスでもなければ負けようがない相手関係とはいえ、終わってみれば予想以上の大苦戦。

ただ、それは能力によるものではなく池添の進路取りの問題。

後方から外を回すと考えていたが、内へのこだわりを見せたのは石坂師の好枠を活かす指示が原因だった模様。

こういうのは余計な指示はせずに騎手に任せた方がいい例。

このメンバー相手なら馬の力に自信を持って一度下げてから外を回しても楽に勝つことは出来た。

むしろ窮屈な場所に自ら迷い込んだ挙句、他馬に迷惑を掛けるというバツの悪さ。

不利を受けたデンコウアンジュについては脚がないから不利を受けたこともあり、勝負の大勢には無関係。

それでもトールポピーの一件をまたしても同じ勝負服と同じ騎手のコンビが再現。

とはいえ、陣営のまずさがあったがゆえに馬の強さは余計に目立った。

完全に負けパターンだったにもかかわらず、直線で進路が開けてからの切れ味は別格。

外をスムーズに走らせていれば突き抜けていただろう。

ライバル2騎より先に距離の克服に対して自信を持てたのは大きなアドバンテージ。

2着チェッキーノ

フローラステークスの時計と余裕のある勝ち方から対抗一番手の評価。

期待に違わずあわやのシーンを演じたが、シンハライトとの力の差は歴然。

先に勝ちパターンまで作り出したものの、進路が開けた勝ち馬の伸びは違っていた。

メジャーエンブレム、ジュエラーも参戦していれば割り込めた余地もあったかもしれない。

上位馬の実力が確かなだけにG1勝利は難しいかもしれないが今後も期待十分。

秋は京都となるだけにそこは問題。

3着ビッシュ

小さな馬が馬体重を+12キロと回復させて良好。

前走はスローペースを後方ポツンという致命的な騎乗ミス。

それがなくともチェッキーノは強い馬だったが、この馬もまだまだ成長の余地は残っている。

4着ジェラシー

チェッキーノに苦もなく千切られたパールコードにも勝てなかった馬が、この4着は奇跡的な激走。

前走はスローペースを積極策で勝利につなげたが、今回は最後方待機が嵌った。

5着ペプチドサプル

一線級の能力はないながらもコンスタントに掲示板を確保する安定感はピカイチ。

相手が弱くなっても勝てないのがもどかしい馬。

10着エンジェルフェイス

スローの前残りが嵌まったフラワーカップ勝ちだけに3番人気は過大評価。

レディアルバローザやキャトルフィーユの妹だけに1600から1800がベストだろう。

来年以降のVMでは穴で注意したい馬。

11着アットザシーサイド

いかにも短距離馬らしい切れ味を見せていた馬だけに距離延長が歓迎な訳がない。

距離が伸びた方がいいと進言した祐一の見立てには正直苦々しい思い。

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