~今週のWIN5対象レース~

京都10R 令月S(OP)ダ1200
東京10R 初音S(3勝)芝1800
小倉11R 小倉日経賞(OP)芝2000
京都11R きさらぎ賞(G3)芝1800
東京11R 東京新聞杯(G3)芝1600

第57回宝塚記念(G1)は伏兵マリアライトがドゥラメンテ、キタサンブラックを破る大金星。故障したドゥラメンテは凱旋門挑戦が白紙に。

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2016第57回宝塚記念(G1)の結果分析

必勝を期したドバイシーマクラシックではポストポンドの前に苦杯を嘗め、秋の凱旋門賞挑戦のためにも日本国内での負けは許されなかったドゥラメンテ。

また、最強馬不在の間に春の天皇賞を制覇したキタサンブラック、大阪杯でこれを倒したアンビシャスに昨年の勝ち馬ラブリーデイも参戦。

例年は春のドリームレースの割になかなかメンバーが集まりにくい中、今年の宝塚記念は豪華な顔触れとなった。

レースはキタサンブラック武豊が周りの出方を伺うも、他に行く馬がおらずそれならといった判断で逃げる。

ところがキタサンの逃げを確認してから直後にぴったり張り付いたワンアンドオンリー田辺はどちらかというとダーティな乗り方。

自分は行かずに行かせてからちょっかいをだす作戦は自身の勝ちよりもキタサンの足を引っ張る目的に比重が大きかった。

これに春天で復活気配の見えた酒井トーホウジャッカルが続き、前半2,3Fは11.0-11.1と急激にラップが上がることに。

次のグループの内でじっと我慢するつもりだったアンビシャスだったが、大阪杯とは異なるハイラップに馬が我慢できずに直線では余力なくズルズルと後退。

注目のドゥラメンテはゆっくり目のゲートからミルコも行かせるつもりもなく後方4,5番手を追走。

直線入り口ではルメールのラブリーデイが抜群の手応えで抜け出すかに見えたが、脚が続かずに脱落。

追い通しだったマリアライトがこれを交わしたところに後方からドゥラメンテが猛烈に追い込んだが時既に遅し。

キタサンブラックをハナ差交わすのが精一杯だった。

さらに、ゴール後にバランスを崩しミルコは下馬。

診断の結果、左前肢ハ行。秋の凱旋門挑戦は白紙となってしまった。

★ポイント

梅雨の時期もあって阪神競馬は雨で馬場が重い状態。

道悪の巧拙も要求される条件となった。

王者ドゥラメンテにとってはこれまで負けたことのない馬との対戦でもあり、単勝190円の支持を受けた。

管理する堀宣行調教師は安田記念でも単勝170円に支持されたモーリスで2着に敗れており、調教師側の責任も敗因の一員と考える向きもある。

★ドゥラメンテの特集ページはこちら

■蛯名の好騎乗がマリアライトを勝利に導いた。

2016-tkr

※雨で馬場の痛んだ内には目もくれずに外側の馬場のいいところを選んでの追走。

距離のロスよりもストレスなく仕掛けられるメリットの方が大きかった。

■うなだれるミルコとそれを見つめるドゥラメンテ

2016-tkr-dr

2016第57回宝塚記念(G1)の結果
1着マリアライト蛯名 正義2.12.8 36.310-06久保田貴志8
2着ドゥラメンテM.デムーロ2.12.8クビ36.110-09堀 宣行1
3着キタサンブラック武 豊2.12.8ハナ36.801-01清水 久詩2
4着ラブリーデイC.ルメール2.13.011/436.705-03池江 泰寿4
5着ステファノス戸崎 圭太2.13.421/236.910-06藤原 英昭7

※勝ち時計の2.12.8は稍重ながらも15ラブリーデイの2.14.4、14ゴールドシップの2.13.9、13ゴールドシップの2.13.2を上回る時計。

近3年がどれだけスローで流れていたのかが分かる。

■ラップ構成

200m400m600m800m 1000m 
12.323.634.747.059.1 
12.611.011.112.312.1 
1200m1400m1600m1800m2000m2200m
1.11.51.23.61.36.01.47.92.00.12.12.8
12.412.312.211.912.212.7
4F 49.0 – 3F 36.8

※第一人者・武豊がペースを支配すると大抵が綺麗なラップ構成となる。

いつもながらの美しいラップの刻み方に感心させられる。

競られた2F,3Fこそオーバーラップとなるも以降はバランスよくラップを落として淀みない流れを構成。

後続が追い上げる隙を作らなかった。

■2016第57回宝塚記念(G1)レース映像

■各馬のコメント

1着マリアライト

8番人気の低評価ながら二冠馬ドゥラメンテ、春天・菊馬キタサンブラックを相手に回しての勝利は大金星。

結果的には力の要る馬場が得意な重の鬼であること、逃げたキタサンブラックを終始後続が突いてラップが落ちなかったこと、自由に動ける大外枠など複数の好条件が追い風となった。

とはいえ、思い返せば昨年のこの時期は53キロの軽ハンデでさえ、牝馬限定G3であるマーメイドステークスを勝てなかった馬。

それも4歳時であり、4歳秋のエリザベス女王杯を6番人気で制して暮れの有馬でも4着と好走。

当時も3着キタサンブラックとはタイム差なしのアタマ差でしかなかった。

晩成タイプとしてさらに力をつけた今年、キタサンが2番人気に対してマリアライトの8番人気は大きな開きがあった。

天皇賞を勝った馬と日経賞目黒記念と連敗した馬の明暗もあったのだろう。

ただ、王道で最強馬相手に勝利してしまったのだから、成長度合いを考えれば牝馬にはもう負けられない立場となった。

秋はエリ女よりも天皇賞、JCの路線に期待する。

にしても蛯名の神騎乗とクソ騎乗の振り幅の大きさには複雑な心境だ。

皐月賞の8人気ディーマジェスティ、宝塚記念の8人気マリアライト、エリ女の6人気マリアライトと穴でのG1勝利が目立つ。

1番人気に支持されたダービーでは判断ミスで敗れる天邪鬼ぶり。

2着ドゥラメンテ

ドバイ遠征帰りとはいえ、それは3ヶ月前のことでありいい訳にはならない。

パドックでの状態も素晴らしくはないが、悪くもない。

いつもの高脚周回も出て十分に勝ち負け可能な状態だった。

ドバイシーマクラシックで不覚を取ったポストポンドは次走のコロネーションカップでも圧倒的な強さを見せ、落鉄したまま2着に敗れたドゥラメンテの評価も下がることはなかった。

勿論、日本馬相手なら抜けた実績から単勝190円の支持も当然とも言える。

ただ、物足りなかったのはミルコの多少のミス程度は想定されたものの、それでも勝てるところがドゥラメンテの強さだった。

ところが宝塚記念のドゥラメンテはミルコのミスをカバーし切れなかったが故の敗戦である。

雨で渋った馬場、終始包まれて行き場がなかったポジション取りのまずさ。

エリ女同様に周りを出し抜いて仕掛けのタイミングを早めていた蛯名。

勝負どころで既に追い出していた蛯名と進路を確保できずに内か外か迷っていたミルコの明暗。

マリアライトに展開が向き過ぎたこともあり、けして悲観する内容ではなかったが、さらに上を求められていた馬、敗れた上に故障まで追加されて一気に暗いムードとなった。

近代競馬の結晶とも言える血統馬、母アドマイヤグルーヴの忘れ形見、何よりも無事な種牡馬入りが求められる。

個人的には秋冬競馬での復活劇に期待したいが。。。。

3着キタサンブラック

春の天皇賞でも期待した馬であり、この馬の強さはわかっていたつもり。

だが、思っていた以上に強かったというのも終わってからの正直な感想である。

爆発力こそ欠くが、先行して安定した勝ち負けができるこの馬の好きは小さい。

後方から差した菊花賞こそ異端だが、スローの前残りの多い中央競馬において脚を余さないのは大きなメリット。

悪意のあるつつきで2,3F目に予定外のハイラップを刻まざるを得なかったのが最後に響いたかもしれない。

期待しているがゆえにドゥラメンテが同馬とハナ差しかなかったことに少なからずのショックを受けはしたものの、この馬自身もパワーアップしていたのならそれも納得せざるを得ない。

ダイワスカーレットと似たタイプで勝っても勝っても強い馬だと評価されにくい。

4着ラブリーデイ

直線入り口でのラブリーデイの手応えは、この馬の連覇の可能性も十分想像させられた。

そこから突き抜けられなかったのはこれはもう他馬との力関係というより他にない。

クリストフの乗り方はパーフェクトだった。

昨年はゴールドシップの大出遅れで後ろに比重が大きく超スローからの逃げ残りの出し抜け。

本当に強いレースをしたのは京都大賞典で58キロを背負いながら上がり32.3で突き抜けた内容。

勿論、今年もパフォーマンスは落ちていないが相手関係が強くなったための順当な結果。

1着ラブリーデイ

2着ステファノス

3着サトノクラウン

昨年の天皇賞秋のワンツーにサトノクラウンならイメージ通り。

ラブリーデイより強い馬が3頭いただけ。

5着ステファノス

鳴尾記念を使って順当に良化。

この相手に5着なら上等だが、G1ではパンチ不足は否めない。

9着シュヴァルグラン

まだま成長途上。

底力勝負のレースには対応し切れなかった。

16着アンビシャス

大阪杯から1F延長以上に馬場が堪えた印象。

母父エルコンドルパサーは勝ち馬と同じであり、血統がどうこうよりも馬の精神面の成長が待たれる。

とはいえ、これから先の相手を考えると思い切ってマイル路線で天下を目指す決断を薦めたい。

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