16日に京都で行われる京都記念(G2)は、昨年の秋華賞(G1)馬クロノジェネシス、3歳牝馬ながらもジャパンC(G1)で2着に好走したカレンブーケドールが出走を予定している。
いずれも3歳牝馬のG1では安定した活躍を見せ、今年もG1レースを盛り上げてくれそうな期待馬である。
カレンブーケドールは京都記念を使った後は3月28日のドバイシーマクラシック(G1)に向かうと発表されており、ドバイターフ(G1)に出走予定のアーモンドアイと同じく国枝厩舎の主力だ。
海外遠征を行わないクロノジェネシスは、大阪杯や宝塚記念などの国内G1が目標になりそう。
当然ながら二強対決に近い下馬評で、netkeibaでも人気を分け合う形となっている。
だが、他にも選択肢があった中で2頭が京都記念を選択してしまったことに、当方としては少なからずの不安を覚えた。
まず、京都記念の過去の傾向が、海外を目指す馬にとってあまりよくない傾向があることである。
以下は京都記念の過去10年の人気別成績。
京都記念過去10年
◆人気別集計
集計期間:2010. 2.20 ~ 2019. 2.10
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人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
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1番人気 2- 2- 2- 4/ 10 20.0% 40.0% 60.0%
2番人気 0- 1- 5- 4/ 10 0.0% 10.0% 60.0%
3番人気 2- 4- 1- 3/ 10 20.0% 60.0% 70.0%
4番人気 1- 1- 2- 6/ 10 10.0% 20.0% 40.0%
5番人気 1- 2- 0- 7/ 10 10.0% 30.0% 30.0%
6番人気 4- 0- 0- 6/ 10 40.0% 40.0% 40.0%
7番人気 0- 0- 0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0%
8番人気 0- 0- 0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0%
9番人気 0- 0- 0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0%
10番人気 0- 0- 0- 9/ 9 0.0% 0.0% 0.0%
11番人気 0- 0- 0- 7/ 7 0.0% 0.0% 0.0%
12番人気 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0.0%
13番人気 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
14番人気 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
15番人気 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
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1,2番人気に推された馬がとにかく不振。
最多勝は6番人気の4勝で、レースの傾向としては実力馬が人気に応えたのではなく裏切った例が多数。
■京都記念過去10年、海外遠征した人気馬
18年の1番人気レイデオロ3着⇒DSC4着、6番人気ディアドラ6着⇒DTF3着
17年の1番人気マカヒキ凱旋門賞14着⇒3着
15年の1番人気ハープスター5着⇒DSC8着
14年の1番人気ジェンティルドンナ6着⇒DSC1着
12年の1番人気ダークシャドウ2着⇒ドバイDF9着
10年の1番人気ブエナビスタ1着⇒ドバイシーマクラシック2着
前哨戦に京都記念を選び、見事1着で海外に行けたのはブエナビスタしかいない。
ここまで負けが多いと海外遠征前に京都記念というのは、選んではいけない選択肢にすら思えて来る。もはや”不吉なジンクス”としか言いようがない。
また、現在の京都の“重い馬場”もカレンブーケドール、クロノジェネシスともに適性があるとはいえない。
クロノは京都の秋華賞を勝ち、カレンが好走したジャパンCは重馬場だったではないかと突っ込みはあるだろうが、こちらについても相殺すべき事案が存在している。
京都の重い馬場は東京の重馬場とは質が異なっている可能性が高い。
昨年のエリザベス女王杯の結果を改めて思い出して欲しい。1着はオルフェーヴル産駒ラッキーライラック、2着にステイゴールド産駒クロコスミア。
スローペースを絶好位となる番手追走した3歳最強牝馬ラヴズオンリーユーが、なぜ交わすだけでよかったクロコスミアを捕まえ切れずに、逆に後ろからラッキーライラックに差されてしまったのか?
少なくともミルコの判断は何も間違えていなかったはずだ。スローペースを味方に3番手からセンテリュオが4着になだれ込めたようにレースはスローの前残りだったにもかかわらずである。
世代レベルが低かったという見方も正論。ここで深追いはしないが、2000mで切れた末脚が2200mで明らかに鈍ったように感じたのは確か。
クロノジェネシスのエリ女は力負けプラス距離不安の疑惑が出て来る。2400mのオークスでゴール前で息切れして3着に敗れたことも因果関係がありそう。
クロノの父はディープではなくバゴだが、同馬はバゴのイメージとはタイプが異なる切れる脚が武器。
次は京都記念過去10年の種牡馬成績。
京都記念過去10年
◆種牡馬別集計
集計期間:2010. 2.20 ~ 2019. 2.10
ソート:着別度数順
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種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率
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キングカメハメハ 2- 1- 1- 9/13 15.4% 23.1% 30.8%
Marju 2- 0- 0- 0/ 2 100.0% 100.0% 100.0%
ディープインパクト 1- 5- 3-11/20 5.0% 30.0% 45.0%
ゼンノロブロイ 1- 0- 0- 4/ 5 20.0% 20.0% 20.0%
スペシャルウィーク 1- 0- 0- 2/ 3 33.3% 33.3% 33.3%
ルーラーシップ 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0%
ネオユニヴァース 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0%
ディープスカイ 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0%
ステイゴールド 0- 1- 1- 8/10 0.0% 10.0% 20.0%
ダンスインザダーク 0- 1- 0- 5/ 6 0.0% 16.7% 16.7%
ジャングルポケット 0- 1- 0- 3/ 4 0.0% 25.0% 25.0%
フレンチデピュティ 0- 1- 0- 1/ 2 0.0% 50.0% 50.0%
マンハッタンカフェ 0- 0- 3- 3/ 6 0.0% 0.0% 50.0%
アドマイヤドン 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 100.0%
Giant’s Causeway 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 100.0%
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ディープインパクト産駒で勝ったのは13年のトーセンラーのみ。
この年の京都は軽い馬場だったことも付記しておく。
秋華賞でクロノジェネシスに敗れたカレンブーケドールが、ジャパンCで巻き返せたのは偏に京都⇒東京のコース替わりであろうことは明白。これは昨秋の東京で敗れたラッキーライラック、インディチャンプが京都に替わった本番で巻き返したことと逆のパターンに該当する。
となると今の京都で狙うならば、京都で好走している距離不安のない馬の好走率が最も高いといえるのではないか。
ここではステイゴールド産駒で昨年の京都記念2着馬ステイフーリッシュ、昨年の京都記念馬ダンビュライトを京都大賞典で破ったドレッドノータスにむしろ魅力を感じる。
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