第152回天皇賞秋はラブリーデイが現役最強を確定させる快勝。エイシンヒカリは自滅の9着完敗。

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2015第152回天皇賞秋の結果分析

戦前の下馬評はラブリーデイVSエイシンヒカリの様相だったが、両馬の実績としては明らかにエイシンヒカリの過大評価に起因するものだったのが結果でも浮き彫りとなった。

レースは大方の予想通りエイシンヒカリが出て行ったものの、意外にも田辺のクラレントが遮ってハナを奪う展開。

豊のコメントは「内の馬が行ったし、ダッシュがつかなかったので2番手に控えました」

だが実際に田辺のクラレントが刻んだラップは1000m通過1.00.6という超遅ラップ。

さらに参考として以下のレースのラップ。

★精進湖特別(1000万下)←同日東京9Rの行った行ったで前残りの波乱

1.00.2-59.6=1.59.8

★毎日王冠(G2)←楽逃げ

59.9-45.7=1.45.6

★エプソムC(G3)←楽逃げ

59.2-46.2=1.45.4

個人的には豊のこのコメントは甚だ遺憾である。

59秒台でもマイペースで楽逃げ可能な馬をあえて番手に控える作戦がとてもベターとは思えないのだ。

似たようなラップならともかく1000万下よりも劣るラップでまでわざわざ番手に控える選択をするメリットが考えられない。

軽い馬場で切れが売りの父ディープとはいえ、エイシンヒカリは逆のタイプで切れないディープ産駒。

スローの上がり勝負は自分の土俵ではない。

画面越しにラップタイムが表示されたと同時にエイシンヒカリの勝ちはまずないと即断可能だった。

かつては菊花賞で3.03.0で逃げますよと宣言して実際にマドマイヤメインで3.03.0で逃げた武豊のラップ感覚がなぜこれでもいいと判断してしまったのかの方が謎である。

普通にクラレントなんて交わして逃げた方がよほど好走する可能性が上がったと考えられる。

かといってだから勝てたなんてことはまずないのだけれども、少なくともエイシンヒカリの馬券を買ったファンに対しての面目は立っただろう。

力を発揮したうえで負けたならまだ見ている側も納得するが、どうも釈然としないまま9着と中途半端な負け方も見た目が悪い。

仮にエプソムCでラスト1Fでバテて13.0のラップを刻んだとしても勝ち時計と同じ1.58.4で走破できる計算だったのだから。

レースが生ものであるのと初の58キロで1F延長の未知の領域的なものだったにしてもだ。

いずれにしても天皇賞が最大目標という時点で志が見劣るのは確か。

JC、その先の有馬まで計算している馬達に敵う理由はなかった。

それでもやっぱり競馬ファンとしては【逃げて】負けて欲しかった。

一旦、エイシンヒカリに関するコメントはここまで。

敗れたエイシンヒカリよりも称賛されてしかるべきは当然ながら楽勝のラブリーデイ。

川田の乗り替わりについてはまったく心配がなかった。

展開の恩恵が強かった宝塚記念の【勝ってしまった】イメージを京都大賞典では【王者がねじ伏せた】に一変。

川田の位置取りのミスがありながら58キロで32.3の切れで突き抜けた内容は天皇賞なら確勝。

祐一でも勝てたエピファネイアの菊花賞やジャスタウェイの天皇賞と同じ。

ここまでいうのはさすがに好騎乗をした浜中に失礼だが、G1では足りない騎手なのは前科から妥当。

ラブリーデイの2015は一気に頂点まで上り詰めた年となる。

天皇賞を終えた時点の成績が9.3.1.12な訳だが、2014までは3.3.1.10の重賞未勝利馬に過ぎなかった。

2015だけなら6.0.0.2という驚異的な成績。

中山金杯(G3)、京都記念(G2)、鳴尾記念(G3)、宝塚記念(G1)、京都大賞典(G2)、天皇賞秋(G1)の重賞6勝。

敗れたのは距離3000mの阪神大賞典と3200mの天皇賞春の2レースのみ。

連勝だけならかつてのヒシアマゾン、テイエムオペラオーを彷彿させるし、覚醒的にはタマモクロス、カンパニー、ジャスタウェイだろうか。

驚くのはこれだけではなく、まだJCに有馬とG1を残していることである。

これだけの一変を見せられたのならばJC,有馬の連勝も【普通】にあり得る。

少なくとも日本馬でこれを脅かす存在はいまのところは見当たらない。

唯一の可能性があったかもしれないドゥラメンテは復帰がまだ先。

いっそのことぜひともこのまま連勝を続けて年度代表馬まで止まらないで行ってほしい。

第152回天皇賞秋(G1)
1着 ラブリーデイ 浜中俊 1.58.4   33.7 04-04 池江泰寿 1
2着 ステファノス 戸崎圭太 1.58.5 1/2 33.4 08-12 藤原英昭 10
3着 イスラボニータ 蛯名正義 1.58.6 3/4 33.6 11-10 栗田博憲 6
4着 ショウナンパンドラ 池添謙一 1.58.6 ハナ 33.4 14-12 高野友和 5
5着 アンビシャス M.デムーロ 1.58.6 クビ 33.7 08-08 音無秀孝 4

■ラップ構成

200m 400m 600m 800m 1000m
12.8 24.5 36.4 48.6 1.00.6
12.8 11.7 11.9 12.2 12.0
1200m 1400m 1600m 1800m 2000m
1.12.8 1.24.4 1.35.7 1.46.8 1.58.4
12.2 11.6 11.3 11.1 11.6
4F 45.6 – 3F 34.0

前後半1000mラップ

1.00.6-57.8 落差2.8秒

■2015第152回天皇賞秋レース映像

■各馬のコメント

1着ラブリーデイ

今年の重賞勝ちにしてもベリー、戸崎、岩田、川田、浜中と多彩な騎手が騎乗して結果を出したように圧倒的な操縦性の良さが強み。

また、楽に好位を取りに行けるスピードもあればゴーサインにすぐ反応できる俊敏さも兼ね備えた。

レースぶりも段々父キングカメハメハに似てきており、この勢いがどこまで続くのか注目。

2着ステファノス

毎日王冠では海外遠征帰りで状態も万全ではなかった。

さらに勝負どころでは後ろに下げた戸崎の謎騎乗もあって7着。

中山記念ではイスラボニータに先着していたが、人気的には思わぬ盲点となった。

このレースでも直線ではポジションを下げており、戸崎よりも馬が頑張った印象。

かつてはイスラボニータに勝てなかったが、おそらくもう超えたと見てよさそう。

3着イスラボニータ

昨年は絶好調でも3着だったが、衰えの見えた今年も再度の3着と力は見せた。

ただ、以前の勢いには翳りが見え隠れ。

ここで好走したからといってJCが楽しみになる訳でもない。

ジェニュインのようにマイル路線に向かった方が適性が高そうだ。

4着ショウナンパンドラ

外枠の影響もあり、勝負所でポジションを上げられなかったのは痛い。

また、エイシンが控えたことによりスローの展開となったのも辛かった。

エリ女を捨ててのここなら次走はJC?

ミッキークイーンとの対決なら楽しみ。

5着アンビシャス

予想外のスローで掛かってしまい、内枠のメリットを生かせないまま外。

とはいえやはり世代トップではなく3.4番手の馬の限界という見方もできる。

アンビシャスでも5着に来れると考えれば3歳トップクラスなら勝ち負けも成り立つ計算。

8着ディサイファ

折角の最内を無駄に下げての台無し。

四位に期待するのはやはり無理がある。

9着エイシンヒカリ

こうして負けてみれば所詮はG3を2つ勝っただけの馬と言ってしまえばそこまで。

ただ、サイレンススズカの名前まで出てくるように周りの過剰な期待が重荷になった印象。

11着アドマイヤデウス

ポツン後方から直線大外の上がり最速という好調教。

レースに出すからにはちゃんとしろよと言いたくはなるが調教としてレースを使う分には好内容。

次走JCでは注目の一頭。

17着サトノクラウン

春の成績からいくら休み明けだからといってここまでの惨敗は想定外。

堀厩舎だけに仕上げに問題はないと思われたが案外。

もしかしたら早くも終わってしまった?

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