第82回東京優駿はドゥラメンテが他馬を寄せ付けない圧勝で二冠馬に。リアルスティールは展開読めずに3着

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2015【ダービー】第82回東京優駿(G1)の結果分析

前日までの雨予報もなくなり好天に恵まれた第82回日本ダービー東京優駿は、ミルコ・デムーロ騎乗のドゥラメンテが単勝190円の断然人気に応えて優勝。

勝ち時計は2.23.2とキングカメハメハ、ディープインパクトの2.23.3から0.1更新し、少なくともダービーの勝ち時計では父超えを果たした。

また、勝ったミルコはネオユニヴァースに続きこれでダービー2勝目。

春の2冠馬は2011オルフェーヴル以来の4年ぶりの誕生となった。

レースは行くと思われたスピリッツミノルがまた行かずにノリのミュゼエイリアンがまさかのハナ。

これに外からキタサンブラックが続いて3番手にコメート。

17番枠からあえてインでの先行を選んだ北村宏司の判断には好感が持てる。
あわよくばスローに落としての前残りも狙えるからだ。

だが、ノリの逃げは容赦なく出ムチまで入れての強行。

後方ポツンよりは確かにいいのだが、どういう作戦だったのかはいまいちよくわからない。

皐月賞ではクラリティスカイで逃げ、ダービーではミュゼエイリアンで逃げ。
その結果、強い馬しか好走できない実力勝負の流れを作り出している。

もうノリちゃんはこのままペースメーカーをやって糞スローの前残りを撲滅して欲しいくらい。

そして1000m通過が58.8というのを見てノリの馬券はないなと買っていた立場では複雑な気持ちに。

ただ、1000mまではタイトな流れだったものの、そこからは一旦落ち着いてペースダウン。

12秒台のラップが1800m過ぎまで続いて直線からの切れ勝負に。

いつものようなスローペースでないだけに力のない馬は次々とふるいに掛けられていき、底力勝負となった結果、前にいた組は次々に後退して行きコメート以外は一掃された。

やはり前半の位置取りとペースがキーとなった訳で、このハイペースを3番手追走から5着に残ったコメートは相当に評価出来る。

展開としては8着までは34秒台の上がりを使ったように後ろの組が有利な展開。
仮に皐月賞のように後方にいたとしてもドゥラメンテにとってはさらに有利だった。

そして皐月賞はレコードに0.2差の1.58.2、ダービーはレコード更新の2.23.2と強い馬しか勝てない流れを連勝したドゥラメンテは本物であることの証明ともなった。

※実はどちらも立役者はノリだったりするが。

■東京10R 第82回東京優駿(G1) 芝2400 定量
1着 ドゥラメンテ M.デムーロ 2.23.2   33.9 08-09 堀 宣行  1
2着 サトノラーゼン 岩田康誠 2.23.5 1 3/4 34.2 09-08 池江 泰寿  5
3着 サトノクラウン C.ルメール 2.23.5 ハナ 33.8 15-15 堀 宣行  3
4着 リアルスティール 福永祐一 2.23.8 2 34.3 12-11 矢作 芳人  2
5着 コメート 嘉藤貴行 2.23.9 3/4 35.0 03-03 土田 稔 16

■ラップ構成

200m 400m 600m 800m
12.7 10.9 11.8 11.7
12.7 23.6 35.4 47.1
1000m 1200m 1400m 1600m
11.7 12.5 12.5 12.4
58.8 1.11.3 1.23.8 1.36.2
1800m 2000m 2200m 2400m
12.4 11.9 11.0 11.7
1.48.6 2.00.5 2.11.5 2.23.2
4F47.0-3F34.6

■第82回日本ダービーレース映像

★各馬のコメント

1着ドゥラメンテ

牡馬クラシックを勝てなかった血統で悲願のG1制覇を皐月賞で決めただけでなく、ダービーも勝って2冠馬になった。

有力馬を多数送り出してきたキングカメハメハでも最高傑作。

※ゴメンよルーラーシップ

ゲートも普通に出れば道中の折り合いもピタリとつき、ミルコはまったく非の打ち所がない騎乗。

後ろから展開に恵まれた訳でもなく、王道のポジションで差し馬を返り討ちにしての完勝だった。

ミルコは今年JRA所属になって即クラシック2冠を勝つのだから持っている。

また、持っているという意味ではドゥラメンテも持っている。
共同通信杯で石橋がやらかしたお陰でミルコを確保。
出られない可能性もあった皐月賞にも出走。
サンデーRだったこともあり、下手したら祐一が乗っていたかもしれない。

小生はエアグルーヴ、アドマイヤグルーヴ、キングカメハメハと現役時代から見てきた馬の仔が、
ひいきの血統でこんなに素晴らしいレースをしてくれたことにまず感動している。

競馬がブラッドスポーツである意味をこれほど実感できた日はなかった。
長くやってきてよかったと思える。

ここまでなると秋は凱旋門の話が必然的に出て来るが、出来れば日本で3冠馬を目指して欲しい。

斤量の恩恵の大きい3歳牝馬ならともかく日本の競馬も大事にしてもらいたいからである。

2着サトノラーゼン

過去の対戦成績の比較で内枠の岩田以外は怖くないと考えていた以上に好走。
京都新聞杯の2.11.3はダテではなかったということか。

それに2着に敗れたとはいえ岩田の騎乗はさすがだった。
最近悪い意味で目立っていた岩田もすぐに巻き返すところが一流。

ロスなく内々を回って直線ではドゥラメンテよりも先に仕掛けるなど勝負勘は冴えた。
8Rの青嵐賞でも2400mを綺麗に捌いて勝利。

そして何よりも岩田が上手く乗ったからこそ、リアルスティールは馬券対象外に。

こんなところでも地味に岩田と祐一との差が出ている。

3着サトノクラウン

今日もゲートはもっさり。
とはいえ皐月賞ほど酷い出遅れではなく許容範囲。

ルメールも焦らずに腹を決めて後方待機策を取った。

展開もタナボタ的に絶好になったが、最後は差が出た印象。
ドゥラメンテはともかくサトノラーゼンは交わして欲しかった。

弥生賞を勝った馬がダービーで巻き返す事例通りの復活ではある。

だからこそ3番人気に推されたのだろうから力は発揮できた。

マイラー血統と言われる割にこんなレースをしているのだから距離延長は問題なさそう。

そしてミルコもルメールも結果を出すところがさすがの腕。

4着リアルスティール

はっきり言って意味不明なやらかし。
皐月賞での絶望的な負けから考えた陣営の作戦はドゥラメンテよりも後ろ。

個人的にはこの馬のよさは抜群の操縦性とセンスだと考えていたから、あえてこの大一番でここまでのバクチに出る必要があったのかどうかは疑問。

あくまで結果論にはなるが、スタートしてから頭を上げて折り合っていないのは、ドゥラメンテではなくリアルスティールだったことに驚いた。

オレンジ帽でサンデーRの勝負服だから一瞬わからなかったくらい。

これはもう共同通信杯と正反対のパターン。

しかも今回のドゥラメンテは綺麗に折り合って気持ちよく追走している。

ただでさえ切れ味に上回る相手に掛かったまま相手より後ろでは完全に詰み。

マイルや中距離ならいざ知らずダービーでそんな乗り方をする必要があったのだろうか。

同じ能力なら位置取りで結果が変わっても自分より強い相手を負かすのにそれより後ろにいては勝てないどころか馬が戸惑って頭を上げている始末。

これでは祐一は一生ダービーなんか勝てないよ。

思い切った乗り方といってもそういうのではないことがわかってない。

それ以前にファンは少なくとも馬の能力通りに走ってもらい、馬券を買ってくれたファンに還元して欲しいもの。

こういうことをやらかすから祐一は嫌われるのだろう。

同じ4着でもいつも通りに乗って差されてのものならばここまでは問題視されない。

余計なことをした分だけ足りずに4着だから叩かれる。

3着に足りなかった2馬身はミスした分であり、2着には入れるだけの馬。

5着コメート

正直レース中はドゥラメンテの位置取りばかり見ていたのだが、3番手追走のコメートの5着は立派。

4着のリアルとは0.1差でしかない。

また、初のダービー騎乗となった嘉藤の肝の据わり方もなかなか。
この大一番でこれだけ大胆に乗れるなら今後の活躍にも期待できそう。

6,7着ミュゼスルタン、タンタアレグリア

直線で後方2番手から追い上げたスルタンの先生、好枠も内を狙わずに正面から乗った蛯名。
よくは乗ったけども今日のところは展開の利に便乗しての結果。

9着レーヴミストラル

青葉賞のレベル的には妥当な結果。
まだ先のある血統なのでむしろ怪我をしないで無事にいって欲しい。

12着ポルトドートウィユ

豊さんどいひー

14着キタサンブラック

先行激化の流れで距離の心配が表面化。
2000であれだけ走れても400mの延長が明暗を分けるのが皐月とダービーの違いでもある。

ただ、積極的な姿勢を見せた宏司は責められない。
立場を分かってのものだからハイペースだったのが不運。

とはいえ逃げた10着ミュゼエイリアンにも離されての14着だから納得できる。

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